独断的映画感想文:ウォンテッド
日記:2009年10月某日
映画「ウォンテッド」を見る.
2008年.監督:ティムール・ベクマンベトフ.
出演:アンジェリーナ・ジョリー(フォックス),ジェームズ・マカヴォイ(ウェスリー・ギブソン),モーガン・フリーマン(スローン),テレンス・スタンプ(ペクワースキー),トーマス・クレッチマン(クロス),コモン(ザ・ガンスミス).
仕事ではデブの女性上司にいじめられ,恋人は同僚と寝ているのに文句も言えず,口から出るのはアイム・ソーリーという気弱な駄目男ウェスリー.
しかしある晩,コンビニで美女と出会うや謎の男の銃弾に襲われる.
美女はそれに応戦,店内の撃ち合い後カーチェイスとなり,ウェスリーは美女に指示されるまま車を運転.凄まじいカーチェイス後男は追跡を諦め,美女フォックスはウェスリーをアジトに案内する.
現れたスローンという男は,その組織がフラタニティという暗殺組織だとあかし,ウェスリーの行方不明の父がその組織員でウエスリー自身も暗殺者の素質があると言う.ウエスリーはその男の勧めで組織に入り,フォックスの指導を受けることになるのだが….
凄まじいカーアクションと銃弾の特殊撮影の予告編が有名なこの映画,アクション的には充分楽しめます.
特に冒頭のカーチェイスは凄まじい.
でもそのアクションをつなぐ物語は少し薄め.
僕が納得がいかないのはフラタニティに降りてくる暗殺指令の仕組みだ.織物の断片として示されるその指令は,いったい誰が出しているのか.それを何故信じて暗殺が出来るのだろうか.
もう一つ理解できないのは,最終局面でのフォックスの行動である.その時までに解き明かされた謎に照らして,何故あの行動があり得るのか.全く意外であり受け入れがたいものだ.
そんなこんなで★★★(★5個が満点)
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