独断的映画感想文:消されたヘッドライン
日記:2010年4月某日
映画「消されたヘッドライン」を見る.
2009年.監督:ケヴィン・マクドナルド.
出演:ラッセル・クロウ(カル・マカフリー),ベン・アフレック(スティーヴン・コリンズ),レイチェル・マクアダムス(デラ・フライ)ヘレン・ミレン(キャメロン・リン),ジェイソン・ベイトマン(ドミニク・フォイ),ロビン・ライト・ペン(アン・コリンズ),ジェフ・ダニエルズ(ジョージ・ファーガス).
黒人の窃盗犯の少年が射殺され,現場を通りかかった青年も射たれる,殺傷力の大きい特殊な銃弾が使われプロの殺し屋によるものと思われた.
一方,民間の巨大軍事請負企業を巡る公聴会が開催される朝,会議の議長を務めるコリンズ議員の調査員ソニアが事故死を遂げる.まもなくコリンズとソニアの関係が暴露され,議員は窮地に陥った.
コリンズの旧友でワシントングローブ紙の敏腕記者カルは,ふとしたことからこの2つの事件の関連性に気づく….
この映画は面白い.
まず殺人事件を巡るサスペンスの出来が良い.
謎は幾重にも重なり,複数の事件が錯綜して真相は最後まで明らかにならない.連日連夜の新聞の締め切りというタイムリミットの設定も,映画のテンポと緊張感を高める.
主人公達の過去から来る現在の互いの葛藤,ベテラン男性記者と若手女性記者のコンビによる活躍など,話をドラマチックにする要素が盛りだくさんだ.
終盤真相が見えてきたかと思われた頃から仕掛けられるどんでん返しに次ぐどんでん返し,2時間を超す長編を一気に見ることができる.
俳優はラッセル・クロウがさすがに良い.ベン・アフレックも見応え有り.ロビン・ライト・ペンは昔から好き.
見て損はない映画.
★★★★(★5個が満点)
人気ブログランキングへ
コメント