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2010/05/08

独断的映画感想文:ウルトラミラクルラブストーリー

日記:2010年4月某日
映画「ウルトラミラクルラブストーリー」を見る.009
2009年.監督:横浜聡子.
出演:松山ケンイチ(水木陽人),麻生久美子(神泉町子),ノゾエ征爾(田中太),ARATA(島田要),齋藤咲良(奈央),竹谷円花(志乃),米田佑太(小太郎),中沢青六(種市園長),キタキマユ(薫先生),野嵜好美(里歌子先生),乗田夏子(佐藤チネ),宇野祥平(小太郎の父),小野寺陸(男子小学生),藤田弓子(三上のカミサマ),原田芳雄(三沢医師),渡辺美佐子(柴田もつ).
母と二人で有機農業をやっている陽人の村に東京で恋に破れた町子がカミサマのお告げを聞くためにやってくる.002
町子はそのまま幼稚園の先生として働き始めるが,陽人は町子に一目惚れし,猛烈なアタックを開始する….
こう書けばなんかまともな映画のようであるが,この映画はむちゃくちゃな映画である.
冒頭の画面,ラジオ(?)から流れている言語が何語かわからないまま,ゴミためのような部屋が映される.そのうち目覚ましの音と共にゴミの一部が動き出し,松山ケンイチが同様に不明な言語で叫び始める.
この言語はどうもネイティブな津軽弁らしいということがやがて判るが,登場人物が何を言いあっているかは殆ど判らないまま映画の3分の一くらいは経過する.
水木陽人という人物は,物語の都合上,当初は馬鹿という設定で登場するが,乱暴狼藉言語不明やることむちゃくちゃストーカー状態という並の馬鹿とは言い難いとんでもない人物.003
その陽人が小学生のまねしてキャベツ畑に首だけ出して埋まってみたら小学生に農薬をたっぷりかけられてしまい,そうしたら何と頭が良くなってきたので,陽人は自身で農薬を調合し浴び続ける…という展開となる.
マツケン自身がまあのびのびと気持ちよさげに演じているのが救いだが,僕にはついて行けなかった映画.特に最後の落ち(?)は何がなにやら.
向き不向きで言えば明らかには僕に向いていませんでした.世の中にはこういう映画もあるんだ.
★★☆(★5個が満点)
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