« 独断的映画感想文:私がクマにキレた理由(わけ) | トップページ | 独断的映画感想文:私の中のあなた »

2010/05/18

独断的映画感想文:眠狂四郎無頼控 魔性の肌

日記:2010年5月某日
映画「眠狂四郎無頼控 魔性の肌」を見る.3_2
1967年.監督:池広一夫.
出演:市川雷蔵(眠狂四郎),鰐淵晴子(ちさ),成田三樹夫(三枝右近),久保菜穂子(おえん),長谷川待子(志乃),木村俊恵,金子信雄.
かってポルトガルから天草四郎に贈られたというマリアの黄金像.そのマリア像を京都の公家に届けるという幕臣の朝比名修理亮は,黒指党と名乗る一味に狙われ,一人娘のちさを介して眠狂四郎に京都までの護衛を依頼する.5
一旦断った狂四郎だが,自分の姉が病気だと知らせに来た女性が黒指党に殺されたことから,京都行きを引き受け,ちさと共に旅に出るのだった….
とにかく出てくる女が次々に肌身を開いては狂四郎に迫ってくるというご存じの展開.黒指党に関係があろうがなかろうが,降りかかる険難女難をことごとく切って捨てる狂四郎の魔剣が冴える.
朝比名が何故京都に行くのかも,黒指党は何故マリア像に執着するのかもよく分からずじまいだが,そんなことはまあどうでも良いことで(何故?どうして?は言わないこと),市川雷蔵のニヒルさ,その鋭い視線が実に魅力的.6
鰐淵晴子の可憐さ,長谷川待子の悪女ぶり,成田三樹夫の悪玉ぶりがそれぞれに印象的である.
終盤の殺陣も力が入って見応え有り.
シリーズも9作目だから,狂四郎の出自等を含め,観客に対し「皆さんご承知の通り」とばかりに説明抜きに語られる部分が,多少気になる.1_2
★★★(★5個が満点)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ


« 独断的映画感想文:私がクマにキレた理由(わけ) | トップページ | 独断的映画感想文:私の中のあなた »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 独断的映画感想文:眠狂四郎無頼控 魔性の肌:

« 独断的映画感想文:私がクマにキレた理由(わけ) | トップページ | 独断的映画感想文:私の中のあなた »