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2010/06/18

独断的映画感想文:ベロニカは死ぬことにした

日記:2010年6月某日
映画「ベロニカは死ぬことにした」を見る.
2005年.監督:堀江慶.3
出演:真木よう子(トワ),イ・ワン(クロード),風吹ジュン(ショウコ),中嶋朋子(サチ),荻野目慶子(婦長),田中哲司,片桐はいり,多岐川裕美(京子),淡路恵子(紅子),市村正親(院長).
国立図書館の司書をし,毎日の変わらぬコンピュータ入力に屈託していたトワは, ある日一夜限りの豪勢な食事をした後ホテルの部屋で服薬自殺を図る.
目が覚めるとそこは不思議な精神病院であった.患者の調子が外れているのは当たり前だが,院長も看護師も皆風変わり.4
トワは院長から,服薬のため心臓が壊死していて,あと1週間の命と宣告される.
残された日々を静に暮らさせようと回りの患者やスタッフは気遣うが,トワは再度自殺を試みようと,ショウコに頼んで街に出るのだった….
世界的なベストセラーの原作は未読.
トワが自分の運命と向き合いながら生きる力を取り戻していく物語だが,舞台設定がかなり風変わりなので,それを受け容れる人とそうでない人で,評価は分かれるだろう.1
突っ込みどころは山のようにあるし,「何故?」と気にし始めるときりがない.患者達(特にサチなど)の振る舞いは余りに芝居がかっていて,最初は違和感を禁じ得なかった.トワがクロードと結ばれる流れも唐突な感じがする.
しかし絵全体が綺麗で,音楽(アンドレア・モリコーネ)も美しい.そこに免じて,★★★☆(★5個が満点)
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