独断的映画感想文:インスタント沼
日記:2010年7月某日
映画「インスタント沼」を見る.
2009年.監督:三木聡.
出演:麻生久美子(沈丁花ハナメ),風間杜夫(電球),加瀬亮(ガス),相田翔子(飯山和歌子),笹野高史(西大立目部長),ふせえり(市ノ瀬千),白石美帆(立花まどか),松岡俊介(雨夜風太),温水洋一(サラリーマン),宮藤官九郎(刑事・椹木),渡辺哲(刑事・隈部),村松利史(リサイクル業者・東),松重豊(リサイクル業者・川端),森下能幸(リサイクル業者・大谷),岩松了(泰安貿易・亀坂社長),松坂慶子(沈丁花翠).
雑誌編集者のハナメは自分では結構いけていたつもりの雑誌が売れ行き不振で休刊になり,あっさり仕事を棒に振る.
折しも母親がカッパを探しに行った沼で溺れて意識不明となり入院するが,その折り沼から見つかった昔の郵便ポストから,母がハナメの実の父宛に送った手紙が発見される.
ハナメはその父を訪ねるが,父は怪しげな骨董店を営む残念な風貌の人物であった.
しかし父やその店に出入りするガスという電気屋の青年と付き合っているうちに,ハナメの心中にも忽然と骨董屋魂が湧き上がってくるのだった….
「時効警察」のスタッフが作ったなんちゃってコメディ.
超豪華キャストが演じるが,小ネタ満載でどたばたなのはTVと同じ.映画らしいといえば,麻生久美子が全力疾走なのと(それが魅力的),最後の「インスタント沼」から出現する意表を突くモノであろうか.
麻生久美子は出ずっぱりの全力疾走なので,いささか鼻につくという方もいるかも知れないが,ファンからすればそれでも素敵魅力的と彼女を堪能できる.
この映画は見た人に元気を与えるという点で,映画らしさを充分に持つ映画,見て損は無し.
★★★☆(★5個が満点)
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