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2010/10/15

独断的映画感想文:十三人の刺客(2010)

日記:2010年10月某日
映画「十三人の刺客」を見る.20104
2010年.監督:三池崇史.
出演:役所広司(島田新左衛門(御目付七百五十石)),山田孝之(島田新六郎(新左衛門の甥)),伊勢谷友介(木賀小弥太(山の民)),沢村一樹(三橋軍次郎(御小人目付組頭)),古田新太(佐原平蔵(浪人)),高岡蒼甫(日置八十吉(御徒目付)),六角精児(大竹茂助(御徒目付)),波岡一喜(石塚利平(足軽)),石垣佑磨(樋口源内(御小人目付)),近藤公園(堀井弥八(御小人目付)),窪田正孝(小倉庄次郎(平山の門弟)),伊原剛志(平山九十郎(浪人)),松方弘樹(倉永左平太(御徒目付組頭)),吹石一恵(お艶(芸妓)/ウパシ(山の女)),谷村美月(牧野千世(采女の嫁)),斎藤工(牧野采女(靭負の息子)),阿部進之介(出口源四郎(明石藩近習)),内野聖陽(間宮図書(明石藩江戸家老)),光石研(浅川十太夫(明石藩近習頭)),岸部一徳(三州屋徳兵衛(落合宿庄屋)),平幹二朗(土井大炊頭利位(江戸幕府・老中)),松本幸四郎(牧野靭負(尾張家木曽上松陣屋詰)),稲垣吾郎(松平左兵衛督斉韶(明石藩主)),市村正親(鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石)).20103
将軍の腹違いの弟で明石藩主松平斉韶は,好色暴虐の人物,江戸家老の間宮図書はその実情を訴え,老中土井大炊頭門前で割腹する.
ところが将軍はこれを穏便に済ますよう計らった上,次期老中に松平斉韶の名を上げる.
土井大炊頭はこれを正すべく,松平斉韶の暗殺をお目付役島田新左衛門に命令する.島田は協力者を集め木曽落合の宿に罠を設け,参勤交代途上の松平斉韶一行をこの宿に誘い込む.
かくて13人の刺客対松平斉韶一行200人の激闘が始まった….
1963年に作られた工藤栄一監督作品のリメイク版.
但し,53人だった松平斉韶一行は何と200人になった.大インフレである.
今回の作品はこの13人対200人というコンセプトがそもそも致命的であった.前回は終盤20分の死闘であったものが今回は終盤50分の激闘となった.50分間続くチャンバラというのは,既にチャンバラではない.単なる殺戮合戦であり見るに堪えない.20101
またその分前半の人物描写は時間が限られるから,登場人物の説明は不十分と思える.
城内の描写や参勤交代の遠景など,時代劇の基本的映像はきっちりしているが,とにかくこの大殺戮は受け容れがたい.他にも三池監督のグロテスクな映像にはついて行けなかった.
映画はヒットしているからこれは単なる僕の個人的感覚なのだろうが,この映画は楽しめない.
俳優では山田孝之が好演,稲垣吾郎が怪演,役所広司は期待通り.
★★☆(★5個が満点)
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» 「十三人の刺客」斬って、斬って、斬りまくれ~! [シネマ親父の“日々是妄言”]
[十三人の刺客] ブログ村キーワード  三池崇史 監督が、真面目に遊ばず(?)に撮った時代劇エンタテインメント大作。1963年に製作された、工藤栄一 監督作のリメイク。「十三人の刺客」(東宝)。迫力満点!ちょこちょこユーモアもありますが、エグいシーンもテンコ盛り。三池さんの趣味、テイストもテンコ盛り!  江戸時代末期。明石藩家老・間宮図書(内野聖陽)が、老中・土井大炊頭(平 幹二朗)の屋敷の門前で切腹自害。間宮は、藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりに抗議しての切腹だった。将軍・家慶の異... [続きを読む]

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