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2010/10/11

独断的映画感想文:21グラム

日記:2010年10月某日
映画「21グラム」を見る.21g14
2003年.監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ.
出演:ショーン・ペン(ポール),ナオミ・ワッツ(クリスティーナ),ベニチオ・デル・トロ(ジャック),メアリー(シャルロット・ゲンズブール),クローディア(クレア・デュヴァル),マリアンヌ(メリッサ・レオ).
21グラムとはある説による人の魂の重さ.人は死ぬ瞬間に21グラム軽くなるのだという.
この映画は3つの家族のある事件による交錯を描く.
大学で数学を教える教授,ポールは妻と別居していたが,病気のため余命1ヶ月との宣告を受け心臓移植のドナーを待つ身.妻のメアリーは彼の元に帰り,彼の子どもを授かりたいと医師に申し出る.
若いときから無頼の生活を送っていたジャックは,刑務所で出会った信仰に今はのめり込み,神の言葉を文字通り受け容れて懸命に働いているが,昔入れたタトゥーのため職を失う.
かっては仲間と酒とドラッグに溺れた日を送っていたクリスティーナは,今は結婚し2人の娘を得て幸せに暮らしていた.21g15
ある事件がその3つの家族を結びつけ,悲劇の渦に巻き込んでいく.
次々に現れるシーンは時間的順番が入り乱れており,観客は何が起こっているか容易には判らない.しかし全体として進行していく抗いがたい運命の様相は,観客を掴んで離さないだろう.
俳優ではショーン・ペン,ナオミ・ワッツ,ベニチオ・デル・トロがいずれも素晴らしい.
特にナオミ・ワッツは不幸な女を演じたらこれほどうまい女優はいないのではないかと思わせる.ベニチオ・デル・トロの存在感も圧倒的.ショーン・ペンは最も複雑で難しい役を演じて説得性あり.
物語は思いがけない事実が明るみに出て,一筋の希望を覗かせて終わる.一見の価値ある映画.21g16
★★★★(★5個が満点)
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