独断的映画感想文:アイアンマン2
日記:2010年11月某日
映画「アイアンマン2」を見る.
2010年.監督:ジョン・ファヴロー.
出演:ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク),グウィネス・パルトロー(ペッパー・ポッツ),ドン・チードル(ローディ),スカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドー),サム・ロックウェル(ジャスティン・ハマー),ミッキー・ローク(ウィップラッシュ),サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー),クラーク・グレッグ(コールソン),ジョン・スラッテリー(ハワード・スターク),ジョン・ファヴロー(ハッピー・ホーガン),ケイト・マーラ,レスリー・ビブ(クリスティン),ギャリー・シャンドリング(スターン),フィリップ・バージェロン,ティム・ギニー,エリック・L・ヘイニー,ヘレナ・マットソン,スタン・リー.
前作の終わりから始まるシリーズ第2弾.
パワースーツをまとったアイアンマンを,国は兵器と見なし,国家にパワースーツを渡すよう,トニーを公聴会に呼び出す.
公聴会を切り抜けたトニーだったが,エネルギー源のアーク・リアクターによる副作用はトニーの体を蝕んでいた.
一方,かってトニーの父と共にアーク・リアクターを開発した男の息子は,スタークスへの復讐のため独自のパワードスーツを開発,モナコのカーレース会場に現れてトニーに戦いを挑む….
人気絶頂のアイアンマンとしてスタートするこの映画,しかしトニーはまさに内憂外患状態,パーティーでアイアンマンのスーツのまま酒に溺れたり,親友のローディとパワードスーツを着ての大げんかを演じたりという醜態をさらし,ローディにスーツを提供する結果となる.
アイアンマンは9/11以前の脳天気な世界観の中,かっこつけた主人公が世界のヒーローを演じるお話しだと思っていたが,どうも第2作は不調である.
アイアンマンはかっこいいヒーローなのだから,こういう風に悩んじゃ駄目でしょ.
それなら,世界平和はアイアンマンが守るなどという位置取りをしなきゃ良かった.
一方,平和の守護神たるアイアンマンがこんな個人的な悩みをぐずぐず悩んでいるのに対し,国家の対応が優しすぎる.国家はもっとあざとく無慈悲なものでしょ.
国の役に立たないアイアンマンなぞ抹殺されて当然と思うのだが.どうもすっきりしないまま終わってしまった第2作,グィネス・パルトロウは好きだし,スカーレット・ヨハンソンも出てきたのは良いんだけどね.
★★☆(★5個が満点)
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