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2011/05/03

独断的映画感想文:シャッターアイランド

日記:2011年4月某日
映画「シャッターアイランド」を見る.3_3
2010年.監督:マーティン・スコセッシ.
出演:レオナルド・ディカプリオ(テディ・ダニエルズ),マーク・ラファロ(チャック・オール),ベン・キングズレー(ジョン・コーリー医師),ミシェル・ウィリアムズ(ドロレス・シャナル),エミリー・モーティマー(レイチェル・ソランド),マックス・フォン・シドー(ジェレマイアー・ネーリング医師),パトリシア・クラークソン(真実を知る謎の女),ジャッキー・アール・ヘイリー(ジョージ・ノイス),イライアス・コティーズ(アンドルー・レディス).4_2
連邦保安官テディと相棒のチャックは,精神科の患者を専門に収容している孤島の刑務所シャッターアイランドに捜査のため出向くことになる.
島はフェリー波止場以外は断崖に囲まれ出入りは不可能,敷地内は院長ジョン・コーリー医師の絶対的権限によって支配されている.
島では患者のレイチェルが独房から忽然と消えており,目撃者の証言も信頼が置けず捜査は難航する.テディ自身放火による火災で喪った妻と子どもの強いトラウマを抱えており,妻の幻を折に触れ目にする.1_2
テディはチャックに,この島で服役している筈の放火犯アンドルーを見つけ復讐したいと打ち明けるのだった….
隔絶した孤島,島を襲う嵐,迷路の様な古い要塞に収容されている凶悪犯罪を犯した精神病者達.この中で自身も精神の安定を欠くテディの苦闘が続くのだが….
ゴシック小説的設定が楽しめるミステリーサスペンス.2
謎の底はそれほど深くないが,映像も美しく映画に引き込まれる.
ただ,かなり最初の方からテディの妻の幻が公然と(?)登場するので,観客は映画のどこが現実でどこが幻なのか,判然としないという状況が生じる.
まあ僕の様な人間は,こういう場合は騙されましょうというスタンスで見ているので(騙されまいと頑張って成功したことは殆どない),あまり気にはならない.
久しぶりのマックス・フォン・シドーに強い存在感を感じた.もっと活躍して欲しいものである.5
一見の価値ある作品.★★★★(★5個が満点)
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