独断的映画感想文:武士道シックスティーン
日記:2011年4月某日
映画「武士道シックスティーン」を見る.
2010年.監督:古厩智之.
出演:成海璃子(磯山香織),北乃きい(西荻早苗),石黒英雄(磯山和晴),荒井萌(田村咲月),山下リオ(久野こずえ),高木古都(浜村ゆかり),賀来賢人(岡巧),古村比呂(西荻景子),堀部圭亮(小柴隆造),小木茂光(磯山恵介),板尾創路(甲本肇).
磯山香織は,剣道道場主の父親に剣道一直線で育てられた16歳.中学選手権を取ったが,たった一度負けてしまった相手・西荻早苗を求め,彼女が在学する女子校に入学する.
しかし剣道部でであった西荻は,逃げ足は速いが全く平凡な一剣道部員だった….
自分を破った相手にもっと強くあれと迫る純体育会系磯山香織と,剣道は好きだが普通の女子高生でいたい西荻早苗の,次第に育つ不思議な友情と剣道を巡る葛藤を描く青春ドラマ.
「ぬるい」剣道部を男言葉で罵倒する磯山香織と,甘味とファッションで香織を籠絡する早苗のやりとり等,成海璃子と北乃きいの絡みが面白い.
演技的には,一直線の性格を演じる成海璃子より紆余曲折に富んだ平凡な少女の心情を演じる北乃きいの方が見応えあり.北乃きいの演ずる早苗の冒頭と終盤での目つきの違いは,明らかである.
青春ドラマとして過不足無く,見て損はなし.
★★★☆(★5個が満点)
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