番外・独断的歌舞伎感想文:2011年6月国立劇場歌舞伎鑑賞教室
日記:2011年6月某日
国立劇場で歌舞伎鑑賞教室を見る.
今日の演し物は,「解説 歌舞伎のみかた 中村壱太郎」
竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作 尾上菊五郎=監修「義経千本桜 (よしつねせんぼんざくら) 一幕 河連法眼館の場」.
出演:中村翫雀,中村亀鶴,坂東巳之助,中村壱太郎,中村隼人,坂東竹三郎,市村家橘.
翫雀の狐忠信だが,前半はそれぞれ芝居が重く,居眠りをしてしまった.
後半動きが出てきて芝居に身が入ったが,翫雀は体が重く,手すりを越えるか越えないかはらはらする.
それでも鼓を得た時のその嬉しそうな顔は,如何にも翫雀らしい笑顔で,こちらも嬉しくなる.
壱太郎の静はうつくしく声も綺麗だが,お姫様というよりは現代ギャルに近い感じ.先月の門之助ほど古風でなくとも良いが,こちらは今風すぎる.
最後は鼓を抱えた狐忠信が桜の木にするすると上がって,大団円の幕となった.終了は5時前
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