独断的映画感想文:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
日記:2011年6月某日
映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を見る.
2010年.監督:デヴィッド・イェーツ.
出演:ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター),ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー),エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー),ヘレナ・ボナム=カーター(べラトリックス・レストレンジ),ロビー・コルトレーン(ルビウス・ハグリッド),トム・フェルトン(ドラコ・マルフォイ),レイフ・ファインズ(ヴォルデモート),ブレンダン・グリーソン(アラスター・“マッド-アイ”・ムーディ),リチャード・グリフィス(バーノン・ダーズリー),ジョン・ハート(オリバンダー老人),ジェイソン・アイザックス(ルシウス・マルフォイ),ヘレン・マックロリー(ナルシッサ・マルフォイ),ビル・ナイ(ルーファス・スクリムジョール).
ずっと見てきたこのシリーズだが,ヴォルデモート一統とハリー・ポッター組との闘いがはっきりしたので,敵と味方は判ってきたが,顔と名前は相変わらず一致しない.
とにかく登場人物が多すぎる.それに,ここにいたって,第1作で観客を魅了した魔法の楽しさもスピード感飛翔感も全く影を潜めた.
圧倒的な敵の勢力から逃れて山野をさまよう中での互いの葛藤・仲違いの苦さ.しかし,彼らの苦しみはまさに人間の青年の苦しみだ.そしてこれは紛れもない戦士達の物語だ.
そのことに胸を打たれ,涙を禁じ得ない.
冒頭の家族との決別シーンから,ただならぬ緊張感が画面にみなぎる.
長い長い物語の最終章に期待をつなぐ,見逃せない作品.
しかしちょっと長すぎたかしら.
★★★★(★5個が満点)
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