独断的映画感想文:RED
日記:2011年6月某日
映画「RED」を見る.
2010年.監督:ロベルト・シュヴェンケ.
出演:ブルース・ウィリス(フランク・モーゼズ),モーガン・フリーマン(ジョー・マシス),ジョン・マルコヴィッチ(マーヴィン・ボッグス),ヘレン・ミレン(ヴィクトリア),カール・アーバン(ウィリアム・クーパー),メアリー=ルイーズ・パーカー(サラ・ロス),ブライアン・コックス(イヴァン・シモノフ),ジュリアン・マクマホン(ロバート),リチャード・ドレイファス(アレクサンダー).
今は引退し悠々自適の生活を送る元CIAのフランク,唯一の趣味は年金を送ってくる事務担当のサラに口実をもうけては電話を掛け愛を囁くこと.
ある晩彼の家が暗殺部隊に襲われる.苦もなく全員を片付けたフランクは,累がサラに及ぶことを案じ,彼女を拉致同然に連れ出す.
更に昔のネットワークを通じ,襲われた原因を探ると共に武器を調達,仲間を集めて反撃に移るのだが….
引退したベテランが大活躍するアクション映画だが,この映画は何といってもキャラクターの集め方が成功の原因.
フランクはともかく,マーヴィンとヴィクトリアという殺人能力抜群の爺さんばあさん両名の登場や,ヴィクトリアとは敵対組織にもかかわらず彼女を愛して数十年というイヴァンのサポートや,要するにスパイ映画の定番を逆手に取った登場人物の魅力が抜群である.
ジョーも得難い個性だったが,80を超えた癌患者ということで(ここからはネタバレ)段取りを終えた後はあっけなく死んでしまう.ただ最後まで実は生きていましたというどんでん返しを期待してはいたのだが….
一気に見る快作.
個人的にはヘレン・ミレンが大好き.
★★★★(★5個が満点)
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