独断的映画感想文:GANTZ
日記:2011年8月某日
映画「GANTZ」を見る.
2010年.監督:佐藤信介.
出演:二宮和也(玄野計),松山ケンイチ(加藤勝),吉高由里子(小島多恵),本郷奏多(西丈一郎),夏菜(岸本恵),綾野剛(謎の集団リーダー),水沢奈子(謎の集団の少女),千阪健介(加藤歩),白石隼也(桜井弘斗),伊藤歩(鮎川映莉子),田口トモロヲ(鈴木良一),山田孝之(重田正光).
死んだはずの人々が集められ,GANTZという謎の黒い球体の指示で「異星人」との闘いを強制される.
バトルスーツとガンが用意してあるが,その説明もないまま「星人」との闘いの場に「転送」されるメンバー達.ミッションに成功すれば点数が与えられ,累積100点になると解放されるか,死んでしまったメンバーの誰かを生き返らせることが出来る.
幼なじみの玄野と加藤は,地下鉄での事故に遭い,気がついたらGANTZに招集されていた.
玄野はスーパーヒーローになろうとミッションに前向きに取り組むが,弟と二人暮らしの加藤は深刻な悩みに直面する.そんな加藤を,同時に招集された恵は恋い慕うが….
人気漫画の実写映画化.予告編の魅力に惹かれ見たが,とんでもない映画.
漫画をそのまま映画化(「原作に忠実」といえばその通りだが)したため,度肝を抜くスプラッターがふつーのマジな物語の中で突然展開される.
「異星人」のキャラがマンガそのもので,こんなもののために命がけで戦う登場人物達に何のリアルさも感じない.
最初っから2部構成にする積もりの様なので,出てたかどうか判らない人がクレジットされたりという混乱が不愉快.
この映画のヒロインはどう見ても夏菜という人だと思うけど,吉高由里子がヒロイン扱いなのは何故か.
制作側の都合がまかり通るお陰で,この映画では意味不明な映像が多すぎる(例えばGANTZの中でねんねしている裸の男は何なのか).
まあ,原作も知らずにこんな映画を見てしまった僕が馬鹿だった.
映画としては零点.予告編は★★★☆(★5個が満点)
人気ブログランキングへ
コメント