独断的映画感想文:アジャストメント
日記:2011年9月某日
映画「アジャストメント」を見る.
2011年.監督:ジョージ・ノルフィ.
出演:マット・デイモン(デヴィッド・ノリス),エミリー・ブラント(エリース・セラス),アンソニー・マッキー(ハリー),ジョン・スラッテリー(リチャードソン),マイケル・ケリー(チャーリー),テレンス・スタンプ(トンプソン).
若き上院議員候補者ノリス,彼は選挙戦で圧倒的優位に立っていたにもかかわらず,つまらないスキャンダルで一挙に支持を失い,投票日には敗戦を覚悟する.
その敗北宣言の直前,偶然出会ったエリースから,率直にとのアドバイスを得たノリスは,見事な敗北宣言スピーチによって次の選挙への期待を大きく繋げることができた.
その後また偶然バスの中でエリースと再会し,エリースに心惹かれるノリス,ところがその直後彼は黒服の一味に拉致される.
そのリーダー・リチャードソンは,人間の行為はすべて人智を越えた「調整局(アジャストメント・ビューロー)」という組織にコントロールされているとノリスに伝え,ある理由から二度とエリースに会ってはならないと命じる.
エリースの連絡先は破棄されてしまった.
3年後,同じバスでノリスはまたエリースと再会する.今度こそはとエリースとの愛を守ろうとするノリス,ところが調整局は早くも動き出し彼に警告を送ってきた.
次の上院議員選挙が進行する中,ノリスとエリースとの運命は…?
SF作家フィリップ・K・ディック原作による映画,しかしこういうネタはSFには良くありますね.
物語はSFとしては通俗的だし映像的にも斬新とは言えないが,マット・デイモンの如何にもありそうな若き上院議員候補の演技や,その恋人エリースの魅力で楽しく鑑賞.
いずれは世界的なダンサーになるというエリース役のエミリー・ブラントが,その4ヶ月で速成したというダンサーぶりも含め魅力的.
久しぶりに見たテレンス・スタンプも,存在感があった.
「調整局」の役職者が皆○○sonという名前なのは何か意味があるのだろうか?
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