独断的映画感想文:トゥルー・グリッド
日記:2011年10月某日
映画「トゥルー・グリッド」を見る.
2010年.監督:ジョエル・コーエン,イーサン・コーエン.
出演:ジェフ・ブリッジス(ルースター・コグバーン),マット・デイモン(ラビーフ),ジョシュ・ブローリン(チェイニー),バリー・ペッパー(ラッキー・ネッド・ペッパー),ヘイリー・スタインフェルド(マティ・ロス).
14才の少女マティは,父が射殺されたとの知らせを受け只一人街にやって来る.
犯人は司法の手の及ばない居留地に逃げ込んでいた.
マティは遺骸を受取り,父の商売の清算をタフな交渉で成功させると,そのお金をで酒飲みだが腕は確かな連邦保安官コグバーンを雇う.
コグバーンは同じ犯人を追ってきたテキサス・レンジャーのラビーフと共にマティを置いて出発するが,マティは承知せず厳寒の川を馬もろとも渡って彼等に追いついた.
コグバーンは彼女を連れて犯人チェイニーを追うことにするが,ラビーフとは確執があって別個に行動することになった.僅かな手がかりを追って過酷な追跡劇が始まる….
マティの奮闘努力が印象的で最期まで一気に見た.
ジェフ・ブリッジス演じるコグバーンは,さすがの貫禄で存在感あり.マット・デイモンは全くマットデイモンらしくなく(途中までマット・デイモンとは気がつかなかった),存在感なし.
悪党チェイニーがあまり悪党らしくなく(ネッドの前では全くけちなチンピラである)いささかがっかり.
そして何といってもコーエン兄弟の映画らしさがあまり感じられない.
映画としては面白く見たが,期待値に対する手応えはちょっと違う結果となった感じ.
★★★☆(★5個が満点)
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