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2011/10/22

独断的映画感想文:マザーウォーター

日記:2011年10月某日
映画「マザーウォーター」を見る.2
2010年.監督:松本佳奈.
音楽:金子隆博.音楽プロデューサー:石井和之,平川智司.エンディングテーマ:大貫妙子.
出演:小林聡美(セツコ),小泉今日子(タカコ),加瀬亮(ヤマノハ),市川実日子(ハツミ),永山絢斗(ジン),光石研(オトメ),もたいまさこ(マコト),田熊直太郎(ポプラ)、伽奈(ある人).
「『かもめ食堂』『めがね』『プール』を手掛けた製作チームが、今度は京都を舞台に描く癒しのスローライフ・ムービー」だそうである(映画データベースallcinemaより).
京都のある街に住む男女7人と赤ん坊1人の物語.4
と言って特にストーリーがある訳ではない.街をすたすた歩いているのが仕事としか思えないバーさんマコト,風呂屋のオトメは1歳半の息子ポプラを育てている,ウィスキーしか出さないバーのママセツコ,喫茶店のママ・タカコ,豆腐屋のハツミ,風呂屋のバイト・ジン,家具職人のヤマノハ.
彼等は互いの店を訪れてはとりとめもない話を交わし,街を徘徊する.
ジンは何かしなければならないことがあってオトメの助言を受けやがて街を去ってゆくし,ヤマノハは友人と決着を付けねばならないことがあってセツコに助言されたりするが,その具体的な内容は判らない.
この川のある街でゆったりと過ごす人々を描く映画.
眠くなると言う訳ではないが夢中になって見るという映画でもない.まあこういう映画もありでしょうかね.
会話も論争になるという程の会話でもないが,どうもセツコ,タカコ,マコトの3人がほぼ一方的に相手に説教をするというあたりが気になる.
だいたい風呂屋がオトメでバーさんがマコトだっていうのに気付くまでだいぶかかって(当初は逆だと思っていた),最初は話のつじつまがどうも理解できなかった.1
また,この街は彼等以外には住民が殆ど居ない様であるのも不思議.良く店が保っているよね.
最後のシーンはまったく意味不明.まあそんなことはどうでも良い映画なんですが.
俳優は皆さすがに良い演技.と言ってもご想像の通り,すべての演技はポプラ役の田熊直太郎君に喰われています.
映像は綺麗,また音楽は大貫妙子のエンディングテーマ含め素晴らしい.
★★★(★5つが満点)
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