独断的映画感想文:クロッシング
日記:2011年11月某日
映画「クロッシング」を見る.
2009年.監督:アントワーン・フークア.
出演:リチャード・ギア(エディ),イーサン・ホーク(サル),ドン・チードル(タンゴ),ウェズリー・スナイプス(キャズ),ウィル・パットン(ホバーツ副署長),エレン・バーキン(スミス捜査官).
ある1週間のニューヨークのある分署管内で起こった物語.
事なかれ主義で定年まであと1週間となった警官エディは,海兵隊上がりのやる気満々の新人教育を命じられ困惑する.
麻薬捜査係のサルは,劣悪な住宅で喘息となった臨月の妻のため新居の頭金の工面に奔走している.
麻薬潜入捜査官のタンゴは,これまで積み上げた成果とは全く無関係に,警官不祥事のマスコミ対策としておとり捜査の成果を上げる様上層部から強要され激怒する.
これら3人が交錯しつつ迎える悲劇的な結末を映画は追う….
やりきれない現代のニューヨークの現実の中で苦闘する彼等,人生はこんなに味気ないものだったか.
3人のエピソードの中では,命の恩人のキャズを罠にかけ売れと命じられた,タンゴの物語が印象的.キャズ役のウェズリー・スナイプスも存在感がある.
物語の構成や緊張感はいまいちだが見て損はない映画.
★★★(★5個が満点)
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