« 独断的映画感想文:アンフェア the answer | トップページ | 独断的映画感想文:ツリー・オブ・ライフ »

2012/04/23

独断的映画感想文:ゴーストライター

日記:2012年4月某日
映画「ゴーストライター」を見る.1
2010年.監督:ロマン・ポランスキー.
出演:ユアン・マクレガー(ゴースト),ピアース・ブロスナン(アダム・ラング),キム・キャトラル(アメリア・ブライ),オリヴィア・ウィリアムズ(ルース・ラング),トム・ウィルキンソン(ポール・エメット),ティモシー・ハットン(シドニー・クロール),ジョン・バーンサル(リック・リカルデッリ),デヴィッド・リントール(ストレンジャー),ロバート・パフ(リチャード・ライカールト),ジェームズ・ベルーシ(ジョン・マドックス),イーライ・ウォラック(老人).
元英国首相の自伝執筆を依頼された「ゴースト」,その元首相アダム・ラングはアメリカ東海岸の孤島の別荘に住む.
ゴーストはその別荘に缶詰になって自伝執筆に取り組む.
ところがラングは,首相在任中にイスラム過激派のテロ容疑者をCIAに引渡し,拷問をした疑惑が浮上,国際司法裁判所に告発されることに.2
自伝執筆の前任者はフェリーから転落し溺死したと言われているが,ゴーストの会った島の老人は,フェリーから落ちて死体発見現場に漂着することはあり得ないと言う.
次第に謎の深まるなか,ゴーストはラング夫人に誘われベッドを共にするが….
国家レベルの陰謀に巻き込まれたゴーストの運命や如何に,という映画.
ポランスキーは米国に入れないので,ロケ地は東海岸でなくドイツだとか.そういえば元首相の車はBMWであったな.3
映画は全体としては面白いが,謎の深さと解決の切れ味は今いち.
ユアン.マグレガーのゴースト役はあまりに淡々としていて,もう一つ納得できない.
最後の場面,何故ゴーストは解き明かした謎をあれほど性急に,言うべきでない人に言ってしまったのか.またその直後にもう暗殺者が彼を襲うのはどういう訳か.
謎の仕掛けもこれだけの映画にしては安っぽい感じがする.せっかくのクライマックスが拍子抜けで,評価はやや低い.
★★★(★5個が満点)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ


« 独断的映画感想文:アンフェア the answer | トップページ | 独断的映画感想文:ツリー・オブ・ライフ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 独断的映画感想文:ゴーストライター:

« 独断的映画感想文:アンフェア the answer | トップページ | 独断的映画感想文:ツリー・オブ・ライフ »