独断的映画感想文:モテキ
日記:2012年4月某日
映画「モテキ」を見る.
2011年.監督:大根仁.
出演:森山未來(藤本幸世),長澤まさみ(松尾みゆき),麻生久美子(桝元るみ子),仲里依紗(愛),真木よう子(唐木素子),山田真歩(彩海),伊達暁(三浦),りりィ(愛の母),内田慈(千葉),東加奈子(カオリン),傳田うに(出入り業者),上田遥(ミキちゃん),信川清順(小宮山基樹),赤堀雅秋(吉野家の店員),丸尾丸一郎(フェスカップル),祖父江唯(フェスカップル),野波麻帆(土井亜紀),満島ひかり(中柴いつか),松本莉緒(小宮山夏樹),菊地凛子(林田尚子),新井浩文(島田雄一),金子ノブアキ(山下ダイスケ),リリー・フランキー(墨田卓也).
人気漫画が原作の映画.勿論漫画は読んでいない.
30歳で定食のないおたく青年藤本は,これではいかんと音楽系サイトを運営するメディア会社に応募,ところが編集長墨田の女4名がかち合う騒ぎに巻き込まれ包丁で刺され,その結果見事正社員に採用される.
起死回生,仕事に女に張り切る藤本だが,ツイッターで反応してきたアイコンがゴリラという松尾とオフで会ってみたらこれが何と美少女みゆき.
その夜はみゆきの友人と3人で盛り上がった上藤本のアパートに全員が雑魚寝,夜明けにみゆきと濃厚なキスを味わう.
その後はみゆきの友人るみ子と寝たり,バーの女・愛のベッドで目が覚めたり,これがモテキかっという濃厚な日々.その中で藤本は揺れ動いていくのだが….
30歳おたくのお馬鹿映画ではあるが,終わってみればこれが何と大純愛映画,普通こういう話の主人公はせいぜい22,3歳と思うのだが.
主人公が30でセカンド童貞で社会人としては1年生でってのは今の世の中しょうがないんですかね.日本は滅びますな.
こういうことはともかくとして,映画としては面白い.随所に挿入される音楽も悪くはない.リズムもテンポも良くて,あっという間に終局までいきました.
但し,おたく主人公藤本を演じる森山未來はうまいが,長澤,仲のバストをもみしだいたのは許せない.
もっと許せないのは泣いてすがった麻生久美子を突き放したことで,ここでは殺意を覚えた(僕は麻生久美子ファンです).
でも後味は良いし見て損はない映画.
★★★★(★5個が満点)
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