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2012/05/01

独断的映画感想文:ラビット・ホール

日記:2012年4月某日
映画「ラビット・ホール」を見る.1_2
2010年.監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル.
出演:ニコール・キッドマン(ベッカ・コーベット),アーロン・エッカート(ハウイー・コーベット),ダイアン・ウィースト(ナット),タミー・ブランチャード(イジー),マイルズ・テラー(ジェイソン),ジャンカルロ・エスポジート(オーギー),ジョン・テニー(リック),パトリシア・カレンバー(ペグ).ジュリー・ローレン(デビー),サンドラ・オー(ギャビー).
8ヶ月前に4才の一人息子を自動車事故で亡くしたコーベット夫妻.
その痛手から未だ立ち直ることは出来ない.
ベッカの妹が妊娠しそのお祝いをしなければとか,隣人から夕食誘われたりとか,日常の些細な出来事にも心は揺れ動く.2
ベッカとハウィーの夫妻間にも考えの違いがあり,その葛藤に諍いも起こる.
夫妻は共に子供を失った遺族の会にも参加するが,ベッカはその会を「神様ごっこ」と嫌って止めてしまう.止めずに通い続けるハウィーは,その会員の離婚女性ギャビーに安らぎを感じ接近していく.
そんなある日,ベッカは通学バスに加害者の学生・ジェイソンの姿を見つけ,思わずその後を追うが….
題名のラビット・ホールは不思議の国のアリスに出てくる,アリスが突然落ち込んだ不思議な世界に通じるうさぎの穴であり,またジェイソンが平行宇宙の概念に基づいて自作しているコミックの題名でもある.
この映画は,アメリカ映画とは思えない程淡々として静かに夫婦の再生を描いている.3
夫婦それぞれその悲しみは痛切であるにもかかわらず,一方は思い出に生き,一方は思い出を消し去ろうとする.
その両者の行く末を,映画は穏やかに提示していく.
ニコール・キッドマンが美しすぎることはある点でマイナスかも知れないが,共感を感じる映画.
★★★☆(★5個が満点)
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