独断的映画感想文:三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
日記:2012年7月某日
映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」を見る.
2011年.監督:ポール・W・S・アンダーソン.
出演:ローガン・ラーマン(ダルタニアン),ミラ・ジョヴォヴィッチ(ミレディ),オーランド・ブルーム(バッキンガム公爵),クリストフ・ヴァルツ(リシュリュー枢機卿),マシュー・マクファディン(アトス),レイ・スティーヴンソン(ポルトス),ルーク・エヴァンス(アラミス),マッツ・ミケルセン(ロシュフォール隊長),ガブリエラ・ワイルド(コンスタンス),ジェームズ・コーデン(プランシェ),ジュノー・テンプル(アンヌ王妃),フレディ・フォックス(ルイ13世).
映画の冒頭は夜のヴェネチア.
とある建物に忍び込んだアトス,アラミス,ポルトスと美女ミレディ.4人はまんまと地下の隠し所からダ・ヴィンチの飛行船の設計図を盗み出すが,祝杯に毒を仕込んだミレディの差し金で図面はイギリスのバッキンガム公爵に強奪される.
2年後のフランスは,若きルイ13世の治世だが実権は枢機卿リシュリューが握っている.
その配下衛士隊が市中を制圧,先の失敗がたたって銃士隊は休業中である.
銃士隊に入るべくパリにやってきたダルタニアンは,その三銃士と決闘することになるが,衛士隊とのトラブルに三銃士と共に勝利し,王に謁見して銃士となることに成功する.
折りしもリシュリューの陰謀で王妃アンヌの首飾りはミレディにより盗まれ,バッキンガム公爵の手に渡る.英仏の戦争を回避しアンヌの名誉を守るべく,三銃士とダルタニアンは首飾り奪回に立ち上がる….
アレクサンドル・デュマの古典を滅茶苦茶に作り替え,シリーズ化の下心見え見えの剣劇アクション映画.
2隻の飛行船の空中戦など見どころは満載,何となく「パイレーツ・オブ・カリビアン」の二番煎じと見えないこともないが,アクションとしては面白く見た.
悪役には毒がなく,後に残るものは何もない単純明快な映画だが,ヒーローは若くて生きが良く,伊藤つかさ似の王妃アンヌが可愛らしく,CGもまずまず.
★★★(★5個が満点)
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