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2012/08/12

番外:独断的歌舞伎感想文:桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)

日記:2012年8月某日
新橋演舞場で「八月花形歌舞伎 昼の部」を見る.Shinbashi201208b
「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」:発端 江の島稚児ヶ淵の場,序幕 新清水の場・桜谷草庵の場,二幕目 三囲の場,三幕目 岩淵庵室の場,四幕目 権助住居の場,大詰 浅草雷門の場.
出演:白菊丸/桜姫(福助),清玄/稲野屋半兵衛(愛之助),粟津七郎(右近),葛飾のお十(笑也),吉田松若(児太郎),奴軍助(弘太郎),端女お咲(歌江),入間悪五郎(亀蔵),残月(市蔵),長浦(萬次郎),釣鐘権助/大友常陸之助頼国(海老蔵).
四世鶴屋南北作の隅田川ものの一つ.
17年前,稚児・白菊丸との道ならぬ恋に心中を企図した清玄は,一人生き残り今は高僧となっている.
京都吉田家の息女・桜姫は,父を殺されお家の重宝「都鳥の一巻」を盗まれた上,弟・梅若まで殺され,お家は断絶の危機にある.
生まれつき左手が開かない桜姫は,縁談も破れ,今は出家を願って清玄のもとを訪れる.
清玄の念仏でその左手は開き,中から香箱の片身が現れるが,それは白菊丸に清玄が送ったものだった.清玄はここで姫が白菊丸の生まれ変わりと知る.Sakurahimeazumabunsyo_201208_poster
ところが剃髪を待つ庵室に現れた釣り鐘権助は,かって屋敷に忍び込み,姫を手込めにした張本人,姫はその男を慕って自らの腕に釣り鐘の刺青を彫っていた.
再び権助に身を任せた姫は不義の罪で捕らえられ,清玄は女犯の罪を自らかぶって,追放となる….
といった因縁が奇怪に入り組んだ怪談を交えた物語.
福助が複雑な出自のお姫様・女郎を見事に演じている.4幕の緊張感あふれる幕切れには息を呑んだ.
桜姫の局・長浦の主人顔負けの数奇な運命も面白く,演じた萬次郎の達者な芝居が印象的.
入り組んだ筋立てをうまく整理した脚本も見事.
終了3時.
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