番外:独断的歌舞伎感想文 新橋演舞場 秀山祭九月大歌舞伎
日記:2012年9月某日
新橋演舞場で「秀山祭九月大歌舞伎」を見る.
「時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ) 饗応 本能寺馬盥 愛宕山連歌」
配役:武智光秀(吉右衛門),小田春永(歌六 染五郎の代役),桔梗(芝雀),山口玄蕃(錦之助),矢代條介(松江),浅山多惣(由次郎),長尾弥太郎(桂三),丹羽五郎(廣太郎),三村次郎(隼人),住職日和上人(錦吾),森力丸(種之助),森蘭丸(歌昇),園生の局(高麗蔵),安田作兵衛(又五郎),皐月(魁春),四王天但馬守(梅玉).
吉右衛門の底力を堪能できる台詞のうまさであった.
染五郎の春永を見たかった気はするが,全体的には緊張感高い舞台.桔梗の芝雀,皐月の魁春がはまり役だった.
「京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ) 鐘供養より押戻しまで」
配役:白拍子花子(福助),所化(松江),同 (亀寿),同 (宗之助), 後見(児太郎),大館左馬五郎(松緑).
こちらも福助が愛嬌たっぷりに舞って長い踊りを退屈させない.
途中2回の衣装の引き抜きも見事で華麗.
個人的には途中の手拭い投げを見事キャッチできたのと,最後に出た松緑の快演に大満足.
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