独断的映画感想文:ブリッツ
日記:2012年9月某日
映画「ブリッツ」を見る.
2011年.監督:エリオット・レスター.
出演:ジェイソン・ステイサム(ブラント),パディ・コンシダイン(ナッシュ),エイダン・ギレン(ワイス(ブリッツ)),ゾウイ・アシュトン(フォールズ),デヴィッド・モリッシー(ダンロップ),マーク・ライランス(ロバーツ).
アウトローの刑事ブラントとゲイの刑事ナッシュのコンビが,警官連続殺人犯「ブリッツ」と闘う姿を描くハードボイルド映画.
ブリッツの素性は早めに知れるが,逮捕したブリッツに対する物証がなく,釈放期限の48時間が迫ってくる….
ブラントとナッシュのコンビはそれなりに面白い.ふたりのつかず離れずの,しかし芯のところでお互いをわかり合っている関係が,共感できる.
しかし犯人ブリッツの犯罪実行の状況で,行き当たりばったりの様で計算し尽くされたものだとか,逮捕したが実は物証は何もないということだとか,映画が主張することに説得性がどうも感じられない.
更に事件に絡んで登場する女性警察官フォールズの扱いが何とも中途半端に感じられる.
という訳で,見終わった後あまりすっきりしない映画.もう少し押さえるべきところは押さえてよ,という印象が残る.
★★★(★5個が満点)
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