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2012/11/18

独断的映画感想文:キツツキと雨

日記:2012年11月某日
映画「キツツキと雨」を見る.4
監督:沖田修一.
出演:役所広司(岸克彦),小栗旬(田辺幸一),高良健吾(岸浩一),臼田あさ美(麻生珠恵),古舘寛治(鳥居),黒田大輔(柴田),森下能幸(吉岡),高橋努(野宮),嶋田久作(篠田),平田満(ゴマ満春),伊武雅刀(石丸),山崎努(羽場敬二郎).
岸克彦は山仕事が生業である.
今日も山でチェーンソウを使っていると,映画の撮影があるのでちょっと止めてくれと依頼される.数日後,その助監督らしい男・鳥居と田舎道で出会った克彦は,依頼されるままにロケハンに付き合い,挙げ句の果てに自らゾンビとなって映画に出演する羽目になる.
助監督の後ろでもそもそしている若者が実は監督田辺で,自分の脚本を初めて監督するチャンスに恵まれたものの,スタッフ・役者に強いことが言えず現場は混乱の度を深めていく.
人の良い克彦は,定職に就かずふらふらしている息子・浩一との経緯もあって田辺に肩入れし,村人をエキストラに声をかけ動員するなど次第に深入りしていくのだが….2
何とも心温まるのんびりドラマである.
克彦,浩一,田辺等はいずれも極めて無口で会話もスムースに進まないが,その会話の間が何とも言えずユーモラスで良い.あまり説明もなく事実の積み重ねで展開していく物語も,全体の雰囲気やテンポと良く合って,だれることなく進んでいく.
監督田辺の苦悩や,克彦と浩一の葛藤,山間の人々の人情味ある生活が,次第に見えてくると映画も佳境である.
田辺が監督として自立していく過程,ゾンビ映画のクライマックスで田辺が示す決断が事態を切り開いていく展開など,胸が熱くなるシーンがあって印象的.3_2
映画が好きな人には心地よい映画である.
役所広司と小栗旬が素敵.山崎努が短いシーンながらさすがの貫禄で,おいしい役どころを怪演.見て損は無し.
★★★★(★5個が満点)
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