独断的映画感想文:愛の新世界
日記:2012年12月某日
映画,「愛の新世界」を見る.
1994年.監督:高橋伴明.
出演:鈴木砂羽(レイ),片岡礼子(アユミ),杉本彩(冴子),萩原流行(澤登),松尾貴史(記者),鈴木ヒロミツ(医者),田口トモロヲ(ナイフの男),塩屋俊(店長),松尾スズキ(松木),袴田吉彦(ホスト),武田真治(徹),渡辺哲(客),下元史朗(客),荒木経惟(写真家),哀川翔(ジロー).
レイはSMクラブの女王様.昼間は劇団の一員として演劇活動に取り組んでいる.
アユミはホテトル嬢,稼いだお金を医者の卵(といっても医大の3浪受験生だが)に貢いでは逃げられ,弁護士の卵(やはり法学部2浪受験生)に貢いでは逃げられというお人好し.
この二人の,男(客)を手玉にとっては豪快に遊び,かつ目的(?)には没頭するという日常を,明るく描く.鈴木砂羽と片岡礼子の豪快なヌードが話題の作品だが,この年代のある種の青春像が過不足なく描かれており,映画として見応え有り.
二人のそれぞれの客あしらいも面白く,折り目正しいヤクザ澤登とレイとの交流は印象的.
レイは客とは寝ないが(女王様に徹している),劇団員とは分け隔てなく寝ており(このため全劇団員が感染症罹患の危機に直面する羽目になる),宮藤官九郎,阿部サダヲ等との元気な濡れ場も興味深い.
一見の価値有り.★★★☆(★5個が満点)
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