独断的映画感想文:リンカーン弁護士
日記:2013年2月某日
映画「リンカーン弁護士」を見る.
2011年.監督:ブラッド・ファーマン.
出演:マシュー・マコノヒー(ミック・ハラー),マリサ・トメイ(マギー・マクファーソン),ライアン・フィリップ(ルイス・ルーレ),ジョシュ・ルーカス(テッド・ミントン),ジョン・レグイザモ(ヴァル・ヴァレンズエラ),マイケル・ペーニャ(ジーザス・マルティネス),フランシス・フィッシャー(メアリー・ウィンザー),ボブ・ガントン(セシル・ドブス),ブライアン・クランストン(ランクフォード刑事),ウィリアム・H・メイシー(フランク・レヴィン).
予告編で明らかではあるが,ネタばらしあります.
ミック・ハラーは運転手つきリンカーンを事務所代わりに,フットワーク良く稼ぐ法廷弁護士.紹介を受け,娼婦に暴行した金持ち青年ルイスの弁護を引き受ける.
ルイスは身に覚えのないことと無実を主張するが,やがて事件の意外な側面が明らかになってきた….
ベテラン作家マイクル・コナリーの傑作を映画化,マシュー・マコノヒーの主演が成功している.
この映画のツボは2点あって,一つは実は真犯人であるルイスの弁護を引き受けた以上,調査上知り得た依頼人の秘密(犯行)を明らかに出来ない,依頼に基づきルイスを無罪にすれば一事不再理の原則によりルイスは二度と起訴されないという,弁護士ならではの制約を如何にクリアしていくのかということ.
もう一つはルイスから家族への脅迫を受け,かけがえのない調査員フランクを殺され,しかも凶器には自分の拳銃を使われるという圧倒的にピンチな状況を如何に突破するかという,サスペンスである.
終盤,たった一人の証人の起用で,ルイスの目の前でこの全ての難問をクリアしていく胸のすく様な展開は何とも言えない.
俳優ではマシュー・マコノヒー,マリサ・トメイ,ウィリアム・H・メイシーが好演.
テンポ良く語り口良く,適切な伏線が終盤にまとまっていく痛快な映画.一見の価値あり.
しかしマシュー・マコノヒーって,顔がでかいですな.
★★★★(★5個が満点)
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