独断的映画感想文:96時間/リベンジ
日記:2013年5月某日
映画「96時間/リベンジ」を見る.
2012年.監督:オリヴィエ・メガトン.
出演:リーアム・ニーソン(ブライアン・ミルズ),マギー・グレイス(キム),ファムケ・ヤンセン(レノーア),ラデ・シェルベッジア(ムラド),リーランド・オーサー(サム),ジョン・グライス(ケイシー),D・B・スウィーニー(バーニー),ルーク・グライムス(ジェイミー),オリヴィエ・ラブルダン(ジャン=クロード).
冒頭は,アルバニアの山中を走るトラックの映像.やがて山中の村での10人程の埋葬シーン,トラックが運んできたのは棺だったのだ.
前作「96時間」で主人公ブライアンに惨殺・殲滅されたアルバニアギャング達の埋葬である.
ブライアンへの復讐を誓うボスのムラド.やがて,イスタンブールで元妻と娘との休暇を楽しんでいたブライアンは襲われ,彼は妻と共に拉致され,ホテルの娘にも危機が迫る…という訳で始まるノンストップ・アクション映画.
まあ今回もブライアンが殺して殺して殺しまくります.
ブライアンの特徴は,格闘・射撃・サバイバル術での超腕利きのプロ(生業としては要人警護をします)であると同時に,一撃で相手にとどめまで刺すその殺し屋としての圧倒的な敵愾心・殺意の大きさであろう.
最後の一人まで殺さずにおくものかという殺気には,呆然とするしかない.その迫力・アクションの激しさにはつい引き込まれてしまう.
しかし,事件が解決した後のエピローグで,娘が恋人をブライアンに紹介して,「彼は撃たないでね」といって笑うシーンがあるが,そんなしゃれが成り立つだろうか.ブライアンの背後には死屍累々である.
前作と比べて今回は謎解きも簡略化され,より単純化されたアクションが展開されるが,正直言ってもう結構という感じである.
この映画が更にシリーズ化されたら,アルバニアという国は滅びてしまうだろう.
★★★(★5個が満点)
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