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2013/05/13

独断的映画感想文:エクスペンダブルズ2

日記:2013年5月某日
映画「エクスペンダブルズ2」を見る._3
2012年.監督:サイモン・ウェスト.
出演:シルヴェスター・スタローン(バーニー・ロス),ジェイソン・ステイサム(リー・クリスマス),ジェット・リー(イン・ヤン),ドルフ・ラングレン(ガンナー・ヤンセン),チャック・ノリス(ブッカー),テリー・クルーズ(ヘイル・シーザー),ランディ・クートゥア(トール・ロード),リアム・ヘムズワース(ビリー・ティモンズ),ジャン=クロード・ヴァン・ダム(ジャン・ヴィラン),スコット・アドキンス(ヘクター),ユー・ナン(マギー),ブルース・ウィリス(チャーチ),アーノルド・シュワルツェネッガー(トレンチ).
金で軍事行動を請け負うプロの傭兵集団「エクスペンダブルズ」.
何の因果かネパールを舞台に,のっけから沙汰の限りの銃撃戦.監禁されていた金持ちを奪還しに来たスタローンの一統が,一緒に捕まっていた男の覆面を取ってみたらこれが何とシュワちゃん.
助けたんだけどシュワちゃんとはここで別れて執拗な追撃を振り切り,お約束のアルバトロス水陸両用機で脱出する.中国上空で金持ちとジェット・リーは祖国へパラシュート.
ところがCIAだかのブルース・ウィリスに過去の悪事で脅迫されて,止むなくみんなで墜落機から貴重品を回収する作戦に参加する…._2
まあこの映画,昔のロックフェスのブルースセッションを思い出します.
凄い腕の有名なギタリストが次から次へと出てくるが,全体としてはゆるゆるで,緊張感はゼロ.まあこんなメンバー良く揃えたなという,ただそれだけが取り柄のスーパーセッションってあったじゃないですか.この映画もそれですね.
だいたい俳優の出入りが激しくて物語の筋が良く分からない.
シュワちゃんが映画の最初と最後しか出てこないのは,自分が主演の「ラストスタンド」で忙しいからだろうか.
チャック・ノリスに至っては,スタローン一統がピンチになると忽然と現れるが,後はどこで何をしているか不明という,超御都合主義の存在.
とにかく物語が類型的で意味が無いことはいっそ痛快な程である.2_1
でもそんなことはどうでも宜しい.観客が見るべきなのはきら星の様なベテラン俳優のアクションなのだ.特に悪党の親玉:ジャン=クロード・ヴァン・ダムのかっこ良さは抜群,スタローンとの対決は魅力一杯だ.
こうなると「エクスペンダブルズ」は殆ど歌舞伎の世界に近くなる.今に各俳優のジュニアが出てきて,同じポーズを取る様になるかも知れない.
後に何も残らないが楽しい映画.
★★★(★5個が満点)
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