独断的映画感想文:グッモーエビアン!
日記:2013年7月某日
映画「グッモーエビアン!」を見る.
2012年.監督:山本透.
出演:麻生久美子(アキ),大泉洋(ヤグ),三吉彩花(ハツキ),能年玲奈(トモちゃん),竹村哲(ベースの茂樹),MAH(ドラムのヒロシ),塚地武雅(学年主任・カニ),小池栄子(小川先生),土屋アンナ(フリーマーケットの店番).
ハツキは元パンクバンドのギタリストで今はOLの母アキと暮らす,しっかり者の中学生.家計を預かり母のため夕飯を作る.
実の父ではない母のパートナーでバンドのボーカリスト・ヤグが同居していたが,2年前に世界ツアーに行くと言って餞別をかき集め出奔してしまった.
そのヤグがある日突然帰ってくる.
ハツキ達のアパートに転げ込んだヤグはすっかり居着いてアキは上機嫌だが,進路決定を巡る三者面談が迫るハツキは違和感を覚え,親友トモちゃんとの間もぎくしゃくしてしまう….
17才でハツキを生もうというアキに15才で求婚したヤグ,という物語のスタートが映画の途中で明かされ,三者の関係が明らかになる.
天真爛漫な天使系のヤグと,姉御肌だが考え方はパンクロッカーの母アキ.真面目なまま思春期を迎えたハツキはこの両親のもとどういう将来を選ぶか.
アキ,ヤグ,ハツキ,トモちゃんの配役が大成功で最後まで目の離せない映画となった.
トモちゃんに酷いことを言ってしまったと涙にくれるハツキ,ちゃらんぽらんに見えて芯のあるヤグ,頼りがいのあるアキ,これまた天使系のトモちゃん,それぞれの魅力が堪能できる映画である.
最後のライブシーンには涙を禁じ得ない.
見た後は爽快,役者は若手含め見応え充分.友情出演の土屋アンナも良かった.是非ご覧あれ.
★★★★(★5個が満点)
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