番外:独断的歌舞伎感想文:八月納涼歌舞伎 第二部 髪結新三/かさね
日記:2013年8月某日
歌舞伎座で「八月納涼歌舞伎 第二部」を見る.
「一、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう) 髪結新三」.
配役:髪結新三(三津五郎),弥太五郎源七(橋之助),下剃勝奴(勘九郎),白子屋娘お熊(児太郎),家主女房おかく(亀蔵),車力善八(秀調),加賀屋藤兵衛(家橘),白子屋後家お常(萬次郎),家主長兵衛(彌十郎),手代忠七(扇雀).
以前は菊五郎,幸四郎で見た髪結い新三.その時の家主はそれぞれ左団次,彌十郎であった.今回の三津五郎は若々しく気っぷが良く,家主にへこまされてもさばさばと受け流す小気味の良い新三である.橋之助の源七もうってつけでよろしい.
亀蔵の家主女房が意外とはまっていた.下女お菊の柴のぶが相変わらずきれい.
「二、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ) かさね」.
配役:かさね(福助),与右衛門(橋之助).
前回は時蔵と染五郎で見た怪談舞踊の名作であるが,僕は踊りは苦手,特に前半は長く感じた.
後半かさねの顔が崩れて以降は迫力があったが,福助がびっこを引きずるのにがに股になったり,悲鳴に色気が感じられないのが気になる.
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