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2013/12/23

独断的映画感想文:イノセント・ガーデン

映画「イノセント・ガーデン」を見る.1
2013年.監督:パク・チャヌク.
出演:ミア・ワシコウスカ(インディア・ストーカー),ニコール・キッドマン(イヴリン・ストーカー(エヴィ)),マシュー・グード(チャールズ・ストーカー(チャーリー)),ダーモット・マローニー(リチャード・ストーカー),ジャッキー・ウィーヴァー(ジン・ストーカー),フィリス・サマーヴィル(マクガーリック夫人),オールデン・エアエンライク(ホイップ),ルーカス・ティル(ビッツ),ラルフ・ブラウン(保安官).
映画の冒頭,野原の一本道に止まった車,その道を横切る少女.少女は道端をのぞき込む.白と赤の美しい草花….
少女はインディア,父親が車の事故で焼死した.その葬式に長く海外で暮らしていたという父の弟チャーリーが帰ってきて,逗留することになる.
父親が好きだったインディアが沈んでいるのに対し,母はチャーリーとテニスをしたりする.暫くすると古くからの家政婦マクガーリック夫人が姿を消した.5
チャーリーはインディアにつきまとう.静かな不安が屋敷に拡がる….
映画の売りは清純派ミア・ワシコウスカの官能的演技ということらしいが,それはウソ.邦題もあまり適切と思えない.原題は「ストーカー」,一家のファミリーネームであると同時にこの映画の実態でもある.
インディアにストーカーの様につきまとうチャーリー叔父さん,しかしチャーリーの本性は只のストーカーではなかった.しかも恐ろしいことにチャーリーの血筋はインディア自身に繋がっていたのだ….
映画の最後,冒頭のシーンが再現される.観客はここで「白と赤の美しい草花」は本当は白い花であることを知るのだ.3
じんわり来る心理的ホラー映画,しかし役者の割りには出来はいまいち.
★★★(★5個が満点)
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