独断的映画感想文:真夏の方程式
日記:2014年1月某日
映画「真夏の方程式」を見る.
2013年.監督:西谷弘.
出演:福山雅治(湯川学),吉高由里子(岸谷美砂),北村一輝(草薙俊平),杏(川畑成実),山崎光(柄崎恭平),西田尚美(三宅伸子),田中哲司(柄崎敬一),塩見三省(塚原正次),白竜(仙波英俊),風吹ジュン(川畑節子),前田吟(川畑重治).
物理学者ガリレオ先生の推理シリーズで映画としては第2弾.
玻璃が浦で民宿を営む川畑家に,夏休み遊びに来た甥の恭平.理科は嫌いだと言う恭平に,宿泊客の湯川は理科の面白さを独特のやり方で教えていく.
玻璃が浦は鉱物資源調査・開発問題に揺れており,湯川は開発側のアドバイザーとしてきたのだが,民宿の一人娘成美は反対派の急先鋒.
ところが,民宿の宿泊客塚原が,ある夜不可解な死を遂げる.塚原は16年前に起きた殺人事件の担当刑事,犯人の仙波は玻璃が浦出身で既に刑期を終えて最近出獄したばかりだ.捜査一課の刑事岸谷は,旧知の湯川に協力を求め捜査を開始するが….
事件を巡る謎は設定に無理矢理なところがあって,受け容れ難い.仙波や川畑重治の行動にも納得のいかないところがあった.
この映画の魅力はむしろ,成美,恭平と湯川の心の交流にある様に思われる.クールで一見とりつく島もない湯川が,成美・恭平相手に真情溢れる支えの手をさしのべるところは,感動的である.
俳優では杏と山崎光が印象に残った他,短い出演だが西田尚美・白竜が良かった.北村一輝は殆ど出番なし,可哀想に.
★★★☆(★5個が満点)
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