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2014/04/29

独断的映画感想文:緋牡丹博徒 一宿一飯

日記:2014年4月某日
先日の「地獄でなぜ悪い」に引きずられて,映画「緋牡丹博徒 一宿一飯」を見る.Photo
1968年.監督:鈴木則文.
出演:藤純子,若山富三郎,待田京介,村井国夫,菅原文太,城野ゆき,白木マリ,山城新伍,玉川良一,小島慶四郎,天津敏,遠藤辰雄,西村晃,水島道太郎,鶴田浩二.
明治の中頃の上州,お竜が厄介になっていた戸ヶ崎一家の戸ヶ崎は,高利貸しの倉持に苦しめられる農民の訴えで倉持と談判をしに行くが,警官隊に待ち伏せされ射殺される.
これは戸ヶ崎の弟分だった笠松が倉持と組んで企んだことで,笠松は生糸工場を起こし女工を酷使する.
戸ヶ崎の計らいで四国の熊虎親分のもとへ身を寄せていたお竜は立ち返るが,笠松の手で戸ヶ崎の跡目を継ぐ勇吉は惨殺される.遂にお竜は流れ者周太郎の助けを借り,笠松一家に殴り込みをかける….
喜怒哀楽をバランス良く配置し,お竜姐さんの魅力満載のやくざ映画である.若山富三郎の熊虎の親分は大好き.
お竜の義理一筋の人生と見せて,片肌を脱ぎ刺青を見せて戸ヶ崎の娘を諭すシーンや,周太郎の遺骸に取りすがり頬ずりして悲しむシーンで見られる別の面が,印象的だ.
やくざ映画全盛時代の好編.
★★★☆(★5個が満点)
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