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2014/05/11

独断的映画感想文:そして父になる

日記:2014年4月某日
映画「そして父になる」を見る.1
2013年.監督:是枝裕和.
出演:福山雅治(野々宮良多),尾野真千子(野々宮みどり),真木よう子(斎木ゆかり),リリー・フランキー(斎木雄大),二宮慶多(野々宮慶多),黄升げん(斎木琉晴),中村ゆり,高橋和也,田中哲司,井浦新,風吹ジュン(野々宮のぶ子),國村隼(上山一至),樹木希林(石関里子),夏八木勲(野々宮良輔).2
父と子の物語.まことに題名通りの映画である.
小学校に上がる前,お受験をする野々宮慶多はピアノも習っている.父親良多は多忙なサラリーマン,優しいが息子を厳格に育てようとしている.
ある日慶多の生まれた病院から連絡があり,慶多は斎木琉晴と出生時取り違えられたことが判る.斎木家との交流が始まるが,斎木家は電気屋を営む親子5人家族,長男・琉晴は自由奔放に育てられていた….3
映画は野々宮良多を中心に進行するが,観客から見れば社会的に成功し財力も人脈もある良多が,父親としては極めて未完成な人間であることは明かである.その原因が,同じく厳格であったが良多等が小さいうちに離婚し,若い女性と再婚した父親との関係にあるらしいことも示唆される.5
この物語はそういう良多が,失敗と苦しみの果てに慶多と琉晴双方の父親として自分を再構築していく物語なのだ.子供達のいたいけなさと良多の葛藤には,涙を禁じ得ない.
周りを固める尾野真千子,真木よう子,リリー・フランキー,風吹ジュン,國村隼,樹木希林,夏八木勲らは適役で好演,安心して見ていられる.一見の価値あり.4
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