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2014/06/21

独断的映画感想文:エリジウム

日記:2014年6月某日
映画「エリジウム」を見る.1
2013年.監督:ニール・ブロムカンプ.
出演:マット・デイモン(マックス・ダ・コスタ),ジョディ・フォスター(デラコート高官),シャールト・コプリー(クルーガー),アリシー・ブラガ(フレイ),ディエゴ・ルナ(フリオ),ワグネル・モウラ(スパイダー),ウィリアム・フィクトナー(ジョン・カーライル),ファラン・タヒール(パテル大臣),ブランドン・オーレ(ドレイク),ジョシュ・ブラッカー(クロウ),エマ・トレンブレイ(マチルダ),ホセ・パブロ・カンティージョ(サンドロ).
2154年,地球は汚染され,富裕層は地上400キロの軌道を周回する宇宙ステーション「エリジウム」に暮らす.
地球は貧困のまま放置され,最新のロボットとIT技術が地球市民を完全に奴隷化していた.一方エリジウムでは医療が発達し,全市民の家庭にあらゆる病気を一瞬で診断し治療するポッドが完備していた.3
地球で難病に陥ったものは密航組織に依頼して,偽のIDを腕に刻印しエリジウムに向かう.着地後,逮捕され強制送還されるまでの間に一般家庭に潜り込んでポッドの治療を受けることができれば病気は完治する.
しかし彼等の前にはエリジウムの防衛長官デラコートが立ちはだかり,容赦なく密航シャトルの撃墜を指揮していた.
孤児院育ちのマックスは,ロボット製造工場で働く労働者,或る日設備の不具合が原因で高線量の放射線を浴びてしまう.
会社は彼の余命を5日間と診断し,解雇した.助かる道はエリジウムに行くしかない.マックスは旧知の密航組織のボスに依頼しエリジウムへの密航を図るが….7
SFとしてはむしろ古典的な設定の世界であろう.
エリジウムの幸せな市民の描写を見て何となく竹中平蔵教授を思い出してしまった.竹中さんの理想世界がまさにエリジウムであることは間違いない.
その前提には逃げ場の全くない地獄である,地球世界の奴隷労働がある.
マックスが密航の交換条件として請け負った誘拐の相手はエリジウムのリセット情報を持ったカーライルであり,一方彼はエリジウムでクーデターを企てるデラコートのキーマンでもあった.
密航組織とデラコートの私兵とのカーライルを巡る争奪戦の果てに,エリジウムを舞台としたクライマックスに至る.2
映画の結末はある意味でのハッピーエンド,納得のいくものでその物語には感銘を受けた.
俳優はマット・デイモン,シャールト・コプリーが好演.
映画としての出来は良い.ただ,見た後の気分は,こういう世界に向かって竹中さん達は我が国を進めていくのだと思い知らされ,暗澹たるものであった.少なくとも僕はエリジウムに行ける人間ではない.
★★★★(★5個が満点)
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