番外:独断的歌舞伎感想文 平成26年度公文協主催中央コース 猿之助・中車襲名披露 松竹大歌舞伎
日記:2014年6月某日
「市川亀治郎改め 四代目市川猿之助襲名披露,九代目市川中車襲名披露 松竹大歌舞伎」を見る.
「一、三代猿之助四十八撰の内 太閤三番叟(たいこうさんばそう)」.出演:太閤秀吉(市川笑三郎),淀の方(市川笑野),北政所(市川笑也).
「二、四代目市川猿之助,九代目市川中車 襲名披露 口上(こうじょう)」出演:亀治郎改め市川猿之助,市川中車,片岡 秀太郎,幹部俳優出演.
「三、一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)」出演:お蔦(亀治郎改め市川猿之助),駒形茂兵衛(市川中車),波一里儀十(市川猿弥),堀下根吉(段治郎改め市川月乃助),若船頭(市川弘太郎),船戸の弥八(市川猿四郎),清大工(市川寿猿),老船頭(坂東竹三郎),船印彫師辰三郎(市川門之助).
長い襲名披露巡業公演の今日がその千秋楽らしい.猿之助人気は素晴らしく,この大きな劇場が週日の昼間から一杯である.
2年ぶりに見る,猿之助・中車襲名記念の福山雅治の幔幕が懐かしい.
一本刀土俵入りは猿之助のお蔦・中車の茂平である.劇場が大きいせいかお蔦の台詞が聴き取り難く,折角の場面が印象薄かったのは残念.一方中車の声は良く通り,空きっ腹の茂平,満腹の茂平,無宿渡世となった茂平がうまく演じ分けられ,見応えがあった.
人気ブログランキングへ
コメント