独断的映画感想文:大脱出
日記:2014年7月某日
映画「大脱出」を見る.
2013年.監督:ミカエル・ハフストローム.
出演:シルヴェスター・スタローン(レイ・ブレスリン),アーノルド・シュワルツェネッガー(エミル・ロットマイヤー),ジム・カヴィーゼル(ホブス所長),カーティス・“50 Cent”・ジャクソン(HUSH),ヴィニー・ジョーンズ(ドレーク),ヴィンセント・ドノフリオ(レスター・クラーク),エイミー・ライアン(アビゲイル).
レイは脱走専門のエージェント.今回潜入した刑務所でも,独房と懲罰房を行ったり来たりしているうちに姿を消し,駐車場で起こった火災事件で消防車が駆けつけるのに紛れてまんまと脱走する.所長を訪れて脱走の種明かしをし,警備の穴を指摘するというのがプロローグ.
次の仕事はCIAからの依頼,民間で試行中の刑務所システムの脱走可能性を調べて欲しいという.
ところが相手の手に落ちたところで体内に埋め込まれたチップを強制的に摘出され,薬剤を打たれて眠らされる.到着した刑務所の所長も別人となっていた.
異変を感じたレイは退避コードを申告するが所長は取り合わず,そのまま1囚人として収監される.レイは刑務所内の実力者エミルと関係を作り,幾度かの挑戦後懲罰房からの脱出に成功するが,ようやく辿り着いた地上は大海中の貨物船の甲板だった….
予備知識なしに見たが,ここで刑務所が船だったということは結構衝撃であった.
ところが何故か,日本の配給元はここまではネタ晴らしをしてしまった(ポスターも予告編でも公開).アホではないだろうか.ここは映画前半の山場であろう.
後半は皆様お待ちかねの大アクションなので,もう手を叩いて楽しめば良いのだが.突っ込みどころ満載の(その代わり伏線やらに注意をこらす必要もない)御大対決アクションムービー.
こういう映画の良いところは歌舞伎の荒事を見ているのと同じ,見得を切ったところで成田屋っと声をかける楽しみにある.特にシュワちゃんの渋さと貫禄は絶品で,それだけで見て損はなし.
理屈抜きに楽しみましょう.
★★★☆(★5個が満点)
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