独断的映画感想文:清須会議
日記:2014年9月某日
映画「清須会議」を見る.
2013年.監督:三谷幸喜.
出演:役所広司(柴田勝家),大泉洋(羽柴秀吉),小日向文世(丹羽長秀),佐藤浩市(池田恒興),妻夫木聡(織田信雄),浅野忠信(前田利家),寺島進(黒田官兵衛),でんでん(前田玄以),松山ケンイチ(堀秀政),伊勢谷友介(織田三十郎信包),鈴木京香(お市様),中谷美紀(寧),剛力彩芽(松姫),坂東巳之助(織田信孝),阿南健治(滝川一益),市川しんぺー(佐々成政),染谷将太(森蘭丸),篠井英介(織田信長),津島美羽(三法師),戸田恵子(なか),梶原善(小一郎),瀬戸カトリーヌ(小袖),近藤芳正(義兵衛),浅野和之(明智光秀),中村勘九郎(織田信忠),天海祐希(枝毛),西田敏行(更級六兵衛).
本能寺の変後いち早く明智軍を撃破した秀吉,一方信長の嫡男信忠は戦死し織田の跡目争いはそれぞれに宿老がついて決着がつかない.
ここに清須で宿老達が集まって会議を開き,跡目相続を決定することになる.
当初,次男信雄を秀吉が支持,三男信孝を丹羽長秀・柴田勝家が支持したところ,信雄の余りのぱっぱらぱーぶりが明らかになる.
秀吉は官兵衛の知恵を借り,急遽宿老に池田恒興を引っ張り込むと共に,信忠の嫡子三法師を擁立して巻き返しを図る….
ご存知の歴史物語をこれでもかという豪華配役陣で描くなんちゃって時代劇.
信長が死に臨んでギャグをやるというおちゃらけでスタートした映画は,やや長めの138分ながらテンポ良く進行,まあ達者な役者をそれぞれ強烈なキャラの配役に当て込んで,それを見るだけで充分楽しい.
特に朴訥武闘派の権六勝家と,人を手足の様に使って策謀の限りを尽くす秀吉の対決が,さすがに見応えあり.でんでんの前田玄以なんかも渋くて良かった.
官兵衛の寺島進はちょっと無理がある,鈴木京香のお市殿はちょっと気味悪い,等とそれぞれにおかしかった.
気楽に楽しめる三谷喜劇,後には何も残りません.
★★★(★5個が満点)
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コメント
まったくその通りでした。おかしくって後には何も残りません。
投稿: 谷田 卓美 | 2014/10/01 17:46