独断的映画感想文:ブラインド・フィアー
日記:2014年9月某日
映画「ブラインド・フィアー」を見る.
2012年.監督:ジョセフ・ルーベン.
出演:ミシェル・モナハン(サラ・フロスト),マイケル・キートン(ホランダー),バリー・スローン(チャド),アンドリュー・ウォーカー(ライアン).
アフガン戦争に従軍したカメラマンのサラは,自爆テロに遭い失明,3年後の現在は恋人ライアンと共に高級ペントハウスで暮らす.
大晦日に買い物に出たサラは,帰宅後ライアンが殺されているのに気付く.更に犯人は室内におり,組織からライアンが奪ったものを返せとサラに詰め寄る.
犯人が仲間との連絡に気を取られている間にサラはカメラで犯人を殴り,必死の脱出を図るが….
犯人は二人組だった.ペントハウスの部屋とテラス,この閉じられた空間と犯人二人の不安定な人間関係,自身の持てる力の限りを使ったサラの悪戦苦闘が描かれる.
この映画の特徴は意外性の連続であろう.視力もキャリアも一気に失ったサラが以外にもリッチなペントハウス暮らし,ところが恋人ライアンは冒頭で殺されてしまう,サラがまさかの反撃で犯人から脱出,と思ったらもう一人の犯人に捕まる….
短めの尺の中での意外性の連続で,最後まで持って行かれてしまう.後から良く考えると突っ込みどころは出てくるが,見ている間は引き込まれます.
それにしてもサラはタフな女性,武装した悪党2人を向こうに回して隙あらば反撃しようという根性は立派.
「暗くなるまで待って」の様に,盲目を武器にするという状況もないので,まさにガチの対決です.アメリカ女性恐るべし.
★★★☆(★5個が満点)
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