独断的映画感想文:ホビット 竜に奪われた王国
日記:2014年9月某日
映画「ホビット 竜に奪われた王国」を見る.
2013年.監督:ピーター・ジャクソン.
出演:イアン・マッケラン(灰色のガンダルフ),マーティン・フリーマン(ビルボ・バギンズ),リチャード・アーミティッジ(トーリン・オーケンシールド),ベネディクト・カンバーバッチ(スマウグ),オーランド・ブルーム(レゴラス),エヴァンジェリン・リリー(タウリエル),リー・ペイス(スランドゥイル),ルーク・エヴァンス(バルド),スティーヴン・フライ(湖の町の統領).
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が,その前日譚であるトールキンの『ホビットの冒険』を再び3部作として映画化.
ガンダルフやレゴラスといった「ロード・オブ・ザ・リング」と共通の登場人物も出てくるが,今回の主人公はホビットのビルボ.
竜に奪われた街の奪還を目指すドワーフの王子トーリンを支えて,決死の大活躍をするが,その得意技は「忍びの者」.
物語の背景は「ロード・オブ・ザ・リング」と同じだし監督も一緒なので,いささか映画の雰囲気にはマンネリを感じるが(あの殺しても殺しても湧いて出る敵方の醜い兵士は何とかならんのかしら),ニューフェイス・タウリエルが強く美しい女性戦士を演じてなかなか素敵.更に,圧倒的な力を持つ「竜」のパフォーマンスが印象的だ.
その声を担当しているのがベネディクト・カンバーバッチという訳で,この辺が本作の一番の魅力だろう.
結局は重厚な描写と物語の持つ力に引き込まれて2時間40分をあっという間に見た.見て損はなし.
★★★☆(★5個が満点)
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