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2014/11/16

独断的映画感想文:あなたを抱きしめる日まで

日記:2014年11月某日
映画「あなたを抱きしめる日まで」を見る.1
2013年.監督:スティーヴン・フリアーズ.
出演:ジュディ・デンチ(フィロミナ),スティーヴ・クーガン(マーティン・シックススミス),ソフィ・ケネディ・クラーク(若き日のフィロミナ),アンナ・マックスウェル・マーティン(ジェーン),ミシェル・フェアリー(サリー・ミッチェル),バーバラ・ジェフォード(シスター・ヒルデガード).
フィロミナは50年前,遊園地で出会った男と恋に落ち妊娠してしまう.2_2
フィロミナは修道院に預けられ,そこで可愛らしい男の子アンソニーを生んだ.しかしそのままフィロミナは修道院で無償で働くことになり,アンソニーは4才の年に養子に貰われて修道院を去った.
その後看護師として働いてきたフィロミナだったが,家族にも秘密にしてきたアンソニーの存在を遂に娘に打ち明ける.娘はふとしたきっかけで知り合ったBBCの元キャスター,マーティンを口説き落とし,アンソニー探しへの協力を取り付ける.
フィロミナと共に修道院を訪れたマーティンは,フィロミナが養子縁組に一切異議を唱えない旨誓約した書類を見せられたが,他の書類は火事で全て焼けたと告げられる.このことに疑問を感じたマーティンは取材を通じ,修道院が幼児を米国人に売却し,関係書類を焼き捨てていた疑いを深める.3
マーティンは新聞社と契約し,フィロミナと共に米国への調査旅行に出発するが….
この映画は,数奇な運命を辿ったアンソニーの人生をフィロミナが追求する映画であり,マーティンがカソリック修道院の非人道的犯罪を追及する映画である.
一方で,アンソニーとほぼ同世代のマーティンと,フィロミナの交流の物語でもある.
アンソニーを心から追い求める母であり,また,たくましく人生を生き抜いてきた女性でもあるフィロミナをジュディ・ディンチが好演.じっと物思いにふける苦労の刻まれた風貌が,印象に残る.
怒りに燃え真相を追究するマーティを演ずるスティーヴ・クーガンも魅力的だ.4
ある面で二人のロードムービーと言っても良いこの映画は,カメラも美しく音楽も良い.ラストシーンで示されるフィロミナの人間性が,観客に感銘を与えるだろう.
一見の価値あり.
★★★★(★5個が満点)
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