独断的映画感想文:アメリカン・ハッスル
日記:2014年11月某日
映画「アメリカン・ハッスル」を見る.
2013年.監督:デイヴィッド・O・ラッセル.
出演:クリスチャン・ベイル(Irving Rosenfeld),ブラッドリー・クーパー(Richie DiMaso),エイミー・アダムス(Sydney Prosser),ジェレミー・レナー(Carmine Polito),ジェニファー・ローレンス(Rosalyn Rosenfeld),ロバート・デ・ニーロ(Victor Tellegio).
クリーニングチェーン店を営むアーヴィングは偽絵画も売買する小悪党,そのアーヴィングがイギリス出身のレディ・イーディスと意気投合してからは,彼女と組んだ金融機関への口利きサギが大成功して一気に金回りが良くなる.
アーヴィングの妻ロザリンは夫の仕事がどんなものか薄々気付きつつ,口八丁で夫を尻に敷いていた.
アーヴィング自身はイーディスと愛し合いつつ,妻の連れ子への愛情からロザリンと別れられない.
ところがその彼等も遂にFBIの囮捜査にはまって,直接金を受け取ったイーディスが逮捕される.FBIのハイテンションの捜査官・リッチーは,より大物を狙って二人に囮捜査の協力を命じる.
かくて二人は政治家絡みの一大疑獄を創作する中心に位置する羽目になって….
メタボで禿頭を一九分けで隠すクリスチャン・ベイルが良い味だが,他の役者もことごとく存在感ある好演揃いでそれがこの映画の一番の魅力.
コカインの力を借りて暴走するリッチー,FBIは肝心の所でチョンボを連発するし,一方嫉妬に狂うロザリンは囮捜査にかけている相手に接近を開始,巻き込まれたマフィアは大物が直接登場と,二人は絶体絶命のピンチに直面する…という展開で最後のどんでん返しが盛り上がる.
一見の価値ありの映画.
★★★★(★5個が満点)
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