独断的映画感想文:パッション(2012)
日記:2014年11月某日
映画「パッション」を見る.
2012年.監督:ブライアン・デ・パルマ.
出演:レイチェル・マクアダムス(クリスティーン),ノオミ・ラパス(イザベル),カロリーネ・ヘルフルト(ダニ),ポール・アンダーソン(ダーク),ライナー・ボック(バッハ警部),ベンジャミン・サドラー(検事),ミヒャエル・ロツショップ(イザベルの弁護士).
広告代理店のベルリン支社で働く,若くて美しいエクゼクティブ・クリスティーンは,ニューヨーク本社での出世を目指す狡猾な女性.部下のイザベルがロンドンの案件でオリジナルのアイディアでプレゼンを成功させると,その成果を横取りし,ニューヨーク復帰を果たす.
同僚ダークとの恋愛も利用してイザベルを心身共に追い詰めるクリスティーンは,しかしある夜何ものかに殺害された….
おしゃれな映像が目を奪う官能サスペンス.
ブロンドのクリスティーン,黒髪のイザベル,赤毛のダニが3者3様にファッションを見せる.
しかし物語の広がりはなく,登場人物は少ないから,クリスティーンが殺されれば犯人は明らかだ.
そこに混乱を持ち込むためか主人公の悪夢が映像として混入されるので,最終局面では心理的決着のつかないまま観客は「THE END」のテロップを見ることになる(強引なテロップである).
出だしは良かったが,最後が残念な映画.
★★★(★5個が満点)
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