独断的映画感想文:るろうに剣心 京都大火編
日記:2015年4月某日
映画「るろうに剣心 京都大火編」を見る.
2014年.監督:大友啓史,アクション監督:谷垣健治.
出演:佐藤健(緋村剣心),武井咲(神谷薫),伊勢谷友介(四乃森蒼紫),青木崇高(相楽左之助),蒼井優(高荷恵),神木隆之介(瀬田宗次郎),江口洋介(斎藤一),藤原竜也(志々雄真実),宮沢和史(大久保利通),土屋太鳳(巻町操).
るろうに剣心は1994年から少年ジャンプに掲載されたコミック,既に20年以上前となる.原作をちゃんと読んだことはさすがになかったが,ここに来てこの映画のアクションシーンの評判はなかなかのものと聞き,鑑賞した次明治の世になり,かって人斬りと怖れられた緋村剣心は,人を切れない逆刃刀を身につけ仲間と共に穏やかに暮らす.
ところが,剣心の後を継いで人斬り役を勤め,鳥羽伏見の戦いで口封じのため官軍に虐殺されたはずの志々雄真実が,生き延びて反政府活動を拡大していると判明.志々雄を封じようとした大久保利通は,先手を打った志々雄に暗殺される.
かくて剣心は志々雄と対決するため,京都に赴くが….
物語はコミックらしい荒削りの御都合主義で,人物造形もあまりにも単純.
この映画はむしろ,いかにもはまり役の俳優達とその殺陣を楽しむ映画である.殺陣はワイヤーアクションを交え,なかなか斬新なもので見応えあり.若い俳優達とベテランの田中泯もそれぞれに魅力的である(さすがに江口洋介は一人浮きまくっていたが).
140分近い作品だが最後まで退屈せず一気に見た.僕のような単純な男向きの映画ということか.
★★★☆(★5個が満点)
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