独断的映画感想文:ベスト・フレンズ・ウェディング
日記:2015年5月某日
映画「ベスト・フレンズ・ウェディング」をみる.
1997年.監督:P・J・ホーガン.
出演:ジュリア・ロバーツ(ジュリアン),ダーモット・マローニー(マイケル),キャメロン・ディアス(キミー),ルパート・エヴェレット(ジョージ),フィリップ・ボスコ(ウォルター),スーザン・サリヴァン(イザベル),キャリー・プレストン(アマンダ),レイチェル・グリフィス(サマンサ),M・エメット・ウォルシュ(ジョー),クリス・マスターソン(スコッティ),ポール・ジアマッティ(リチャード).
料理評論家のジュリアンは,年来の親友でスポーツ記事を書いているマイケルと,28歳まで互いに独身だったら結婚しようと約束した仲.28歳間近のある夜,マイケルからの電話は,ところが彼が5日後に結婚するという衝撃の電話だった.
お相手はジョージの雇用主である資産家の娘で20歳のキミー,キミーはジュリアンに花嫁側の介添えになって欲しいと依頼する.
ここに至ってマイケルへの愛に目覚めたジュリアンは,キミーとの仲を何とかぶち壊そうとマイケルの元に駆けつけるのだが….
ラブコメだが,28歳のジュリアンの活動は,いささかしゃれにならないあざとさを感じさせ,一方20歳のキミーの純情一途なマイケルへの愛はなかなか素敵.観客としてはどちらに感情移入して良いかまごつくという,ちょっとすっきりしない物語である.
ジュリア・ロバーツの演技はそれなりに見応えがあるが,個人的には彼女の編集者でゲイのジョージに好感を持った.
彼こそ彼女の真のベスト・フレンドだったのね,ということが判明するくだりは,なかなか良いシーンである.
また中盤の,会食者全員が「I Say A Little Prayer」を歌い出す有名なシーンや,観光ボートでジュリアンとマイケルがダンスを始めるシーンも,いかにもアメリカ映画らしくて楽しい.
肩のこらない好編.★★★☆(★5個が満点)
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