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2015/10/07

独断的映画感想文:ふしぎな岬の物語

日記:2015年10月某日
映画「ふしぎな岬の物語」を見る.1
2014年.監督:成島出.
出演:吉永小百合(柏木悦子),阿部寛(柏木浩司),竹内結子(竜崎みどり),笑福亭鶴瓶(タニさん),小池栄子(柴本恵理),春風亭昇太(柴本孝夫),井浦新(大沢克彦),吉幾三(行吉先生),片岡亀蔵 (ドロボー),中原丈雄(鳴海),石橋蓮司(雲海),米倉斉加年(富田),笹野高史(竜崎徳三郎).
画家の夫を若くして亡くした悦子は,以来ずっと岬のカフェで美味しい珈琲を入れ,カフェを一人で切り盛りして暮らしている.
悦ちゃんの保護者を自認する浩司は,カフェのすぐ裏にバラックを建て,便利屋をして暮らしている.乱暴者で切れやすい浩司は何かと悦子に迷惑をかけるが,常連の徳さん,タニさんは浩司の理解者でもあり,悦子を温かく見守る.3
しかし徳さんが病気で倒れ,タニさんは遠く大阪へ転勤することになった….
地元の人々に愛された悦ちゃんを巡る心温まる物語,という触れ込みだったのだが,物語の骨格やら人物像やらがいずれもぴしっとせず,見終わった後の感想がトッ散らかる映画である.
浩司はそもそもどういう人物か.
悦子との年齢差も定かでなく,中学の先生との会話で悦子が浩司の保護者だったことは判るが,依然関係は不明.映画の終盤までその関係は明かされない.2
タニさんに依れば浩司は大嘘つきということになるが,浩司は乱暴者だがどう見ても嘘つきとは見えない.
地元の人たちに愛されるという悦子のカフェだが,店に来た地元の人は映画を通じて,徳さん,タニさん,富田先生,行吉先生の4人きり.良くこれで店が潰れないと感心するくらいだ.
要するに岬カフェを巡る状況が制作者の頭の中にはできていても,映画には描かれていないとしか思えない.
阿部ちゃんのキャラは面白かったし,笹野高史と竹内結子の親子劇には泣かされたが,全体としては納得できず終いだった.春風亭昇太の嫁取り話の扱いも,あんまり昇太を馬鹿にすんじゃないよと感じる.4
せっかく岬のカフェという題材と良い役者を揃えながら,何やってるんだろう.
★☆(★5個が満点)
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» 『ふしぎな岬の物語』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ふしぎな岬の物語」□監督 成島 出□脚本 加藤正人、安倍照雄□原作 森沢明夫□キャスト 吉永小百合、阿部 寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶、笹野高史■鑑賞日 10月11日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<...... [続きを読む]

受信: 2015/10/14 08:06

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