« 独断的映画感想文:イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 | トップページ | 番外:独断的歌舞伎感想文 五代目雀右衛門襲名披露3月大歌舞伎夜の部 »

2016/04/01

独断的映画感想文:オデッセイ

日記:2016年3月某日
映画「オデッセイ」を見る.
2015年.監督:リドリー・スコット.1
出演:マット・デイモン(Mark Watney),ジェシカ・チャステイン(Melissa Lewis),クリステン・ウィグ(Annie Montrose),ジェフ・ダニエルズ(Teddy Sanders),マイケル・ペーニャ(Rick Martinez),ケイト・マーラ(Beth Johanssen),ショーン・ビーン(Mitch Henderson),セバスチャン・スタン(Chris Beck),アクセル・ヘニー(Alex Vogel),キウェテル・イジョフォー(Vincent Kapoor),マッケンジー・デイヴィス(Mindy Park),ドナルド・グローバー(Rich Purnell).
人類3度目の有人火星探査ミッション“アレス3”は,突然の猛烈な砂嵐の襲来で撤収を開始する.3
ところがその途中,マークが吹き飛ばされたパラボラの直撃を受け通信が途絶え行方不明となる.やむなく残り5人の脱出を決断した船長・ルイスは宇宙船ヘルメス号に戻り帰還の途につく.
ところがマークは生き延び基地に戻っていた.通信手段のないマークは,4年後の“アレス4”の来訪を頼みに,自給自足のサバイバル計画を実現に移していく….
やがてマークの活動は監視衛星を通じてNASAの知るところとなる.マークは1997年に火星に打ち込まれた探査機・マーズ・パスファインダーを使った画像通信により地球との通信を回復,地球生還への望みをつなぐのだが….2
良質な正統派SF映画.
絶対的に不利な状況から,持ち前の楽天性と自らの能力を駆使して,地球生還へ努力を積み重ねるマークの描写が感銘的である.
幾度も挫折を繰り返しながら,不屈の闘志と地球側クルーの献身的協力を得て,遂に宇宙空間でヘルメス号と行き会うマークのシーンは,誠に印象的だ.
50年前のSF小説で育ったオールドボーイには充分満足のいく水準のエンタテインメントであった.敢えて言えば,火星の空の色やフォボスとダイモスの描写等にもう少しサービスがあれば言うことなし.
★★★★(★5個が満点)4
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ


« 独断的映画感想文:イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 | トップページ | 番外:独断的歌舞伎感想文 五代目雀右衛門襲名披露3月大歌舞伎夜の部 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 独断的映画感想文:オデッセイ:

« 独断的映画感想文:イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 | トップページ | 番外:独断的歌舞伎感想文 五代目雀右衛門襲名披露3月大歌舞伎夜の部 »